所用で岩宿博物館の横を通ったとき、生まれてこの方一度も訪れたことがないことに気が付きました。 せっかくなので寄ってみることにしましたが、中に入ると係りの女性 が親切に説明してくれました。
なぜ3万年前の岩宿に人が住んでいたのでしょうか? 実は3万年前、渡良瀬川は岩宿の辺りを通って伊勢崎方面に流れて いたようですが、赤城、榛名、浅間などの相次ぐ噴火による火山灰や 溶岩流で流れが変わり、現在の位置になったのです。
当時の人は渡良瀬川の石で石器を作り、草食動物や魚を獲って暮らしていました。 また石器を使って肉を切り、取った獲物をわけて食べていたようです。 しかし台風などで大雨が降ると洪水になるので、住居は小高い丘に作りました。
大昔にこの地にいた、先人の生活に思いをはせながら訪れてみるのもいいと思いますよ。