*このページからご覧頂いてもお楽しみいただけますが、このページは幻の河童渕を探せ!の続きになりますのでご了承ください。
梅田ふるさとセンターを訪れた時、ちょうど梅田写真展が開かれていました。
中に入ってみると、山や川の写真に交じって水が横に広がって流れ落ちる瞬間を撮影した、美しい滝のような写真が目につきました。
撮影場所を見ると、石鴨天満宮とあります。
また、美しいモミジの紅葉の写真にも「撮影場所・石鴨天満宮」とあります。
石鴨天満宮を地図で確認すると、桐生川最上流部にある神社です。
写真展にあった作品はこんなイメージ
実は前回も梅田最深部まで行こうとしたのですが、
1.途中の道が細い峠道で、ところどころ谷側のガードレールがないなど危険を感じた。
2.峠道を過ぎると「熊出没注意」の看板があった。
などの理由で引き返し、再度探索を行おうかどうか考えていたのですが、軽自動車を所有しているスタッフさんが同行してくれることになったので、ついに最深部の石鴨地区への探索を決めました。
まず最初に河童渕に向かうことにしました。
前回は川の増水により淵のように見えた可能性があったため、通常の流れの時に再度確認する必要がありました。
また前回は崖から少し離れた場所からの撮影だったため、今回は、ロープと自撮り棒付きのカメラを持って再度撮影に挑戦することにしたのです。
前回は気が付かなかったのですが、赤い橋(夢の萩橋)を渡ってすぐの場所に、親子の河童の石像を見つけました。
石像には「河童とあめ玉」のお話のようにあめ玉がお供えしてありました。
やはりこの付近が河童淵であるという裏付けができたと言って良いでしょう。
ロープの一方で体を縛り、もう一方を木に巻き付けてスタッフさんに押さえてもらったので、崖の端のほうまで行って撮影することができました。
その結果、うっそうとした木々や崖に囲まれた谷底の川に河童が住んでいそうな淵がはっきりと確認されたのです。
私たちは改めてここが河童渕と確信しました。
更に上流に上っていくと砂防ダムがあります。
もうだいぶ以前にダムは砂で埋まっており、ダムの上は平らな場所が広がっています。
このダム上部は支流の川との合流地点になっており、下に降りて川遊びをすることもできます。
この先は細い峠道になりますが、川側は深い谷になり、ガードレールが無い場所もあります。
もし対向車が来たらどちらかがすれ違いができる場所まで下がらなければなりませんので、運転に自信のない方や比較的大きな車で来ているの方はここで引き返すことをお勧めします。
峠道を過ぎると、再び川がすぐそばを流れる平らな場所に出ます。
更に少し行くとかつての集落が現われます。
人の気配はほとんどありませんでしたが、人が全くいないわけでもなさそうです。
恐らく桐生川流域では最も標高の高い集落(元?)と思われます。
ふるさとセンターの写真展で見た滝のような風景は神社にはありませんでしたが、ここは桐生川の支流が合流しており、支流の側に水が滝のように流れ落ちている場所がありました。
私が見た写真はここを撮影したものだったようです。
最初は気づかなかったのですが、神社の前の道路と川の間にある木はかえで、つまりもみじの木でした。
ここにはこの木が並び立っており、紅葉シーズンには絶景を織りなすものと予想されます。
おそらくここで秋に撮影した写真が、写真展に展示されていたのだと思います。
旧梅北山の家(梅田北小学校)跡で、トンボが私の手に止まっています。
山奥のトンボは人間に対する警戒心が薄いのでしょうか?
帰りの車の中から、梅田湖の手前の森の向こう側に謎のバルーンが見えました。
近づいてみたら、梅田緑地公園で気球を上げて子供たちも乗せて楽しむイベントでした・
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
このサイトの閲覧を通じて、架空の生物である河童が住んでいたと言われる「河童淵」をご一緒に探しながら、桐生川上流の魅力を存分に感じていただけましたら幸いです。
やがてこのエリアが誰からも河童の里と呼ばれるようになり、明るい話題がもっともっと増えることを願っております。